アズマタイフウの構築記事

動画投稿サークル『アズマタイフウ』で、結果を残した構築の記事を書いていきます。

【ポケモンSV】爆風コントロール【S11 R2015 最終352位】

【はじめに】

いつもお世話になっております、動画投稿サークル『アズマタイフウ』所属のギンと申します。この度は相棒のバクフーンとレート2000を達成することができたので、構築記事を書かせて頂きます。よろしくお願いします。

 

※備忘録の要素も兼ねているので必要以上に細かい記載があります。ご了承下さい。


※普段はニコニコにランクマで使える実用的なポケモンを紹介する動画投稿をしていて、この記事で登場するポケモンや立ち回りもいくつか既に紹介しています。↓↓↓

https://www.nicovideo.jp/user/127236002

該当動画については記事内で触れているので、良ければ見て頂けると嬉しいです。


PT画像

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順位画像

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最高順位:182位(10/29時点) 最終順位:352位


【構築経緯】

PTコンセプト

・択をなるべく拒否して、安定して勝率を稼ぐ

・並びを変えずにプレイングを研究し、構築の解釈を拡げることで勝負する

・相棒枠に明確な役割を与え選出機会を増やす

・相棒枠は左上

 

具体的な経緯

①前期使っていた原種ガチグマの使用感がアカツキによって悪くなり、アカツキの対策を考えるため使い始めたアカツキが手に馴染んだためPTの軸とすることに。

→でんじはカイリューへの耐性と原種にはない回復技に惹かれたので、その2つを活かせるあくび1ウェポンアカツキを開発。

→あくびを対面操作技のみにせず、勝ち筋を増やせるようにあくびアカツキによる対面コントロール→積みエースを通す流れを意識して構築を組むことにした。

②エース枠にはバクフーンとセットでイーユイ軸にサイクル有利が取れることでお気に入りの悪ラオスと、舞えば半減でも関係なく破壊できる剣舞オーガポンを採用。

→強いポケモンの選出機会を役割で縛るのが勿体無いと感じたため、オーガポンを初手投げできる様に努力値や技構成を調整。

③ガチグマを展開する前に1体持っていけるのが理想だったので、初手枠として、ステロが撒け、且ついのちがけで無理矢理1体もっていけるコノヨザルと、不毛なコノヨザルミラーを避けるためにおんみつマントミミッキュを採用。

→あまりにコノヨザルがハチマキや飛行テラバで飛ばされるため、コノヨをオボン→スカーフに変えて続投。

ミミッキュが出落ちすることが何回かあったり、ステロを撒かれた後高耐久を投げられ1.3体くらいしか持っていけないのが弱かったので、みちづれを採用して仕事量を強引に増やせる様にした。また、剣舞を持たせることでぎりぎりエースとしても運用できる型にして、選出の幅が広がるように工夫した。

④相棒のバクフーンを構築に合わせて調整して、PTが完成。

 

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【個体紹介】

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バクフーン@ラムのみ

NN:バーン(最初に貰ったヒノアラシに付けた名前、由来は覚えていない)

もらいび フェアリーテラス

おくびょう CS252 B4

ふんか ふんえん

テラバースト じしん

・調整意図

スカーフイーユイの悪の波動は確定耐えできるので、耐久には振らず特攻に回した。

眼鏡イーユイに同速以上を取りたいのでSは最速に。

・所感

この記事の目玉要素①

相棒枠、対イーユイにのみ選出する。もらいびを駆使して、悪半減ポケモン(悪ラオス)と合わせてイーユイに対してサイクル有利を取りに行くことができる。

持ち物は取り巻きのガッサやヘイラッシャ、電磁波カイリューに強いラムのみとした。

イーユイに対面で勝てる様にしたかったので、テラスタイプは悪半減で汎用性の高いフェアリー、候補としては格闘か悪も挙げられる。

技構成は最大打点で圧をかけられるふんか、優秀な追加効果で襷貫通したり、物理型を機能停止にできるふんえん、ウーラオスカイリューに役割を広げられるテラバースト、イーユイへの打点として地震を採用している。

なお、もらいびふんかはイーユイに半分以上入るので、受け出しした後はふんかで圧をかける。地震はあくまで削れた後に使う二の矢。ねっさのだいちが欲しい。

汎用性には欠けるので選出率は6位だったが、イーユイ軸にはしっかり仕事をしてくれた。最高の相棒、本当にありがとう。

 

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ミミッキュ@おんみつマント

NN:ダミードール(ポケモンカードミミッキュVの特性から)

ばけのかわ フェアリーテラス

ようき H36 A220 S252

かげうち じゃれつく

つるぎのまい みちづれ

・調整意図

H:特化パオの不意打ち確定耐え

S:みちづれを決めたいので最速

A:余り、エースとしても運用したいのでなるべく高く

・所感

この記事の目玉要素②

今PTの地雷枠、一方で上振れの権化。

おんみつマントによって初手に来るコノヨザルやオオニューラに対して確実に仕事をこなす。副産物で襷パオジアンやキョジオーンに強くなるのも良いポイント。おんみつマントは【下振れないアイテム】なので、役割遂行は勿論、上振れのみを期待できるため、先発のポケモンに持たせるととても強い。

初手の起点作成ポケモンを突破した後に、裏から来たポケモンにみちづれを決めることで少なくとも1体、多いと2体持っていくコンボが凶悪だった。相手視点は剣舞したミミッキュを放置できないため、みちづれは高頻度で決まった。出落ちした時も、タイミングを狙ってみちづれすることで2on2に持っていける。

刺さりが良い時は敢えて後発に置いたりもしていた(剣舞のおかげで、あくび後の積みエースとしてもギリ運用ができる。火力が本当にギリギリだが)。

エース運用時、ようきで火力が圧倒的に足りないので、テラスタイプは一致のフェアリー。

終盤に気づいたことだったが、選出時、相手はトリルアカツキを警戒せざるを得ないのも強いポイントだったと思う。あくびアカツキの右腕としてはこれ以上ないポケモン。気になる方は是非育成してみて欲しい。選出率5位(終盤選出率は3位で2000チャレもこの子の活躍で勝てたため、評価自体は高いがこの型に辿り着くまで時間がかかった)。

実際に活躍している様子が見たい方がいたら、こちらの動画をチェックして下さい↓↓

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43043299

 

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悪ウーラオス@きあいのタスキ

NN:グーパンダ(グーパン+パンダ、別にパンダではない)

ふかしのこぶし あくテラス

ようき AS252 D4

ふいうち あんこくきょうだ

インファイト つるぎのまい

・調整意図

コノヨザルが襷ウーラオスにいのちがけした時に安全に削り取れるように最速。

火力不足は時々感じたが、剣舞前提なので型としてはこれで良いと思う。

・所感

分かりやすいエース枠。あくびで眠った相手を起点にして全抜きを図る。

持ち物は鉢巻→黒い眼鏡→襷と火力重視から行動回数補償に変化していった。黒い眼鏡の時期まではテラスタイプが炎だったり、鉢巻の時はアイアンヘッドを採用したりしていた。

悪技を4分の1で受けられるため、バクフーンと合わせてイーユイ絡みのサイクルに優位を取れる。詳しい動きは下記動画参照。↓↓↓

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42743411

特段語ることはなくただ強かった、実は初のレート2000もこの子と取っている。対戦における相棒枠。選出率同率3位(終盤選出率は同率4位)。

 

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コノヨザル@こだわりスカーフ

NN:ういうい(呪術廻戦から)

やるき ゴーストテラス

ようき HS252 A4

いのちがけ インファイト

シャドークロー ステルスロック

・調整意図

特になし、Hを削るとアカツキやサケブシッポをいのちがけで倒せる確率が減るし、Sを削る意味もないのでぶっぱ

・所感

「オレのために死んでくれるかい?」って言いながらいのちがけ撃ってました、楽しかった。

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FAは効果inさんから頂きました、謝謝。

(どっちかって言うといのちがけは『神風』だし、それならNNがういういなのおかしいなあ、とか名前付けた後に思ったけどNN:カラスは嘘過ぎるのでそのままにした)

真面目な話をすると、ゴーストタイプ以外にはいのちがけ、トドロクツキ、イーユイなどの低耐久悪タイプに対してはインファイト、ハバタクカミにはシャドークロー、ディンルーに対してはステルスロックから入ってガチグマに引きあくびループ、と言った立ち回りをしていた。最初はオボンで運用していたが、後述するあくびアカツキが2on2で真価を発揮するため、そこに繋ぎやすいスカーフ型に変更した。

ハバタクカミに対しては順位帯で動きを変えていた。中位帯はそのまま殴ってくるカミやでんじはが多かったのでアカツキバック、上位帯はちょうはつから入ってくるカミが多かったのでシャドークローを押していた。

テラスタイプは半端な耐久のサーフゴーをシャドークロー+テラスシャドークローで落とすためゴーストにしたが、1回しか使わなかったので諸説。

スカーフコノヨザルは単調なポケモンではあるが、選出するか否や、技選択をどうするかなど、理解の深度を深めることで真価を発揮するポケモンだと感じた、呪術廻戦における術式と同じ。選出率2位。

 

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ガチグマ(赫月)@たべのこし

NN:ハンテン(術式反転 赫 から)

しんがん どくテラス

ひかえめ H164 B68 C116 D84 S76

ハイパーボイス あくび

めいそう つきのひかり

・調整意図

H:16n+1

B:A無振りグライオン地震をテラス時確定3発・大体のカイリューのスケイルショット5発及びノマテラ神速を確定3発

C:11n、なるべく高く

D:ブーエナハバタクカミのムーンフォースを食べ残し込み確定3発・アカツキのブラッドムーン→ハイパーボイス→しんくうはを瞑想を上から詰めれば大体耐えられる

S:余り、大体のアカツキに対して上を取りたいので高めに(無振りハッサム抜かれになるように心がけた)

・所感

この記事の目玉要素③

今構築の要でありMVPポケモン。【赫】月となって呪力の核心を掴み、反転術式を使える様になった。

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場に居座り続けるので持ち物は食べ残し、テラスタイプは眼鏡ハバタクカミすら起点にできるように毒とした。

技は一貫性の高く連打可能なハイパーボイス、対面操作のあくび、役割範囲を大幅に広げる瞑想×月の光で完結している。詳しくは後述。

主な役割は3つあり、

①あくびクッション:防御方面がカイリューの特化+1ノマテラ神速を食べ残し込み2発耐え→後投げしてあくびで流せる。ガチグマに有利とされるアンコールカイリューにも仕事可能。ステロが撒けていると更に強力。

②対面瞑想:特殊方面がブーストエナジーのハバタクカミのムンフォ2発を食べ残し込み確定耐え。積み合いになってもあくびがある分有利。Cにもそれなりに振っているので1回積むだけで必要十分火力を確保可能。

③受けへの崩し:毒テラス後グライオンのA無振り地震を2発確定耐え→グライオン軸の受け回しを崩すことができる。また、ラッキーに対してもあくびによって連打が可能となり、急所を狙えば突破が可能である。

①②によってハバタクカミとカイリューには後投げから切り返すことができ、1対2でも型次第では勝ち切ることが可能である、控えめに言って怪物。③は、終盤で活きることは少なかったが、序盤に雑に多かったグライオンにイージーウィンが取れたのでとても偉かった。

また、この火力ラインを耐えることができる=襷パオジアン・スカーフランドロス剣舞スケショガブ・一致テラスではないウーラオス・ゴリランダー・チョッキハッサム・電磁波サーフゴー・アローラキュウコン・テツノドクガ・各種ロトムジバコイルなどにもあくび瞑想で勝てるということであり、汎用性も抜群に高く、どんな構築にも選出することが可能である。

ここからはプレイングの話となるが、このポケモンを使う上で最も大事なのは、『アカツキである』ことを意識することである。

噛み砕いて言えば、『相手視点は大地の力やしんくうは、ブラッドムーンに怯えながら向かってくる』ことを理解して使うのが重要となってくる。

技を極力見せ切らない、食べ残しとバレるまで時間を稼ぐ、などの見えない圧力をかけることで、このアカツキの最大限スペックを出すことが出来るようになる。

極端な例をあげるとパオジアンや削れた悪ラオスに自信満々に打つと、相手はふいうちしか押してこない(これはヤンキープレイに当たるのでオススメはしないが、0敗であったのも事実)。

ミミッキュと並んでいるため、トリルアカツキを警戒させるのも同様の理屈で強かった。相手のトリルアカツキに対して、コノヨザルのいのちがけ後トリルミミッキュが出てくるタイミングでアカツキを投げると、相手のトリルにタダ乗りしにきた様に見えるため、ミミッキュがトリルを貼れなくなり、そのまま突破して何食わぬ顔で裏のアカツキに上からあくびを入れて勝つという流れが数回あった。

あくびを一回見せた後は、身代わりや挑発を持ってそうなポケモンに対しては極力ハイボを打つのも意識していた。ハイボの身代わり貫通のおかげで、そこの択さえ通せれば勝てることが多々ある。2000チャレも身代わりにハイボを合わせて勝利した。瞑想は1回でも十分火力耐久共に足りるので、悠長に積まず、最悪1-1交換レベルには持っていけると考えて早く攻め始めるようにしていた。

1ウェポンで苦しくないのか?と思う方もいるだろうし、実際大地の力が欲しい場面も多々あったが、『アカツキである』圧力に怯えて鋼タイプがみんなテラスを切ってくれるのでそこまでは困らなかった。

かなり癖があり、通常のアカツキにある爽快感もないが、使いこなせれば最強の型の一つであると断言できる。選出率断トツの1位。

立ち回りについて、もっと知りたい方は10月中盤の時点でこの子を主役とした動画を投稿しているので良ければ参考に。↓↓↓

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42920591

 

(11/1追記:「あくびアカツキ使ってるのなんて自分だけでしょ〜〜」って思っていたら、有名強者の方々も普通に使っていて嬉しい様な悲しい様な絶妙な気分になった。)

 

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オーガポン@かまどのめん

NN:ポンコ(オーガポン+娘)

かたやぶり ほのおテラス

いじっぱり H44 A116 B156 D4 S188

ツタこんぼう ウッドホーン

でんこうせっか つるぎのまい

・調整意図

H-B:特化水ラオスのテラス水流連打ほぼ耐え

A:耐久無振りテラス炎オーガポンを、テラスツタこんぼう+でんこうせっかで確定で倒せる

D:余り

S:最速セグレイブ抜き抜き

・所感

普通の剣舞オーガポンだが、初手投げしやすいように耐久調整を頑張った。かなり自慢の配分にできて満足。

先発・エース性能を確保しながら、ミラーもかなり意識しており、ASに対してはツタこんぼう+電光石火、HAに対しては上からツタこんぼう2発で落とせる様にSラインをかなり高くした。実際に岩石封じ持ち以外には負けなかった。

技構成は電光石火の部分をじゃれつくにするか迷ったが、剣舞が積めればツタこんぼうでなんでも破壊できるし、剣舞ツタこんぼうで殴っていると勝手にじゃれを警戒してテラスを切ったりしてくれることが大半だったのめ、これで正解だったと思う。

地味にアカツキと補完が取れているので、雑な初手投げで数的有利を取った後、アカツキに引いてあくびで切り返す動きがとても強かった。

選出段階での圧力で岩や水オーガを呼び、悪ラオスを通しやすくなってたとも感じる。入れて良かったと思うポケモンだった。選出率同率3位(終盤選出率は同率4位)。


【基本選出】

・コノヨアカツキ@1

相手のゴーストタイプ率が低い、いのちがけで持っていきたい初手枠がいるとき。正直大体この選出だった。エース枠は単純に刺さりの良さで決めていた。


・オーガアカツキ@1

サーフゴーとハバタクカミが同居してる構築で、オーガポンの明確な出し負けがいない時は、オーガポンを初手投げして切り気味に動かしていた。あくびアカツキの切り返し性能が高いため、起点にされることを恐れず数的有利を取りに行っていた。


アカツキコノヨオーガ

対受けル。勝ちパターンが決まっており、ラッキー対面でアカツキが瞑想を6積みし、あくびで眠らせ、急所に当てて突破。ラッシャに対してコノヨザルを投げ地割れを避け、いのちがけで1体持っていき、あくびでラス1を眠らせアカツキとオーガのどちらがで無理やり突破。……つまりは、急所に当てる+地割れ避けで勝てます。細い筋に見えるが、勝率は割とあって5割くらいだった。


ミミッキュアカツキ@1

コノヨザル、オオニューラがいる構築、キラフロル以外の毒びし展開、または見え見えのハバタクカミ初手展開に投げていた。初手の起点作成をほぼ無償で突破して、道連れで数的有利を維持して逃げ切りを狙う。


バクフーンラオス@1

イーユイガッサ、又は炎受けが不安定なイーユイ入り構築に投げる。ガッサに対してバクフーンを投げ対面突破を図ったり、悪ラオスイーユイ対面でバクフーンにバックし、もらいびふんかでサイクル破壊を狙う。


【意識したこと】

バクフーンにはもちろん活躍してほしいと思っていたが、活躍する=選出率が高いではないと割り切って、汎用性を捨て確実な役割を与えることで選出機会を作ることを意識した。実際にイーユイに対してはとても活躍してくれたので、満足のいく結果となった。「一緒にランクマを頑張りたいポケモンがいるけど、対戦向けの性能じゃない」と悩んでいる方は、汎用性と確実性どちらを取るかを意識して型を考察してみると良いかも知れない。ご参考までに。

 

・構築を無闇矢鱈に変えず、プレイングや選出、並びを変えずにできる強い動きを探すことを意識し、構築の解釈を拡げ、理解度を上げることに注力し続けた(あくびアカツキ軸が決まったのは10/10くらい)。自分の適正レートが1900である自覚があったので、こうしないと上位勢に食い込めないと思った故の行動だったが、結果的には正解だった。


・流行りや順位帯によってプレイングを変える様にした。例をあげるなら、でんじはカミが多い時は初手対面でコノヨ→アカツキバック、ちょうはつカミが多い時はコノヨでシャドクロ突っ張りをした。


・過度な読み択を押さない、そもそもそうゆう択を作る構築を作らない様に気をつけた。レート戦である以上、『強気なプレイングで全勝を狙う構築』ではなく『勝率を安定して稼げる構築』を組むのがセオリーだと思っているため(※あくまでレート2000を目標とする場合)、テラス読み読みで不利対面を突っ張ったり、逆にテラス読みで変な技を押すといった『安定性に欠けるが強い動き』に頼らない構築に仕上げていくことに努めた。

 

【きつかったポケモン

・初手の拘りサーフゴー

でんじはサフゴならアカツキの後出しで間に合うが、メガネゴルラやトリックが飛んでくるとそのまま負けるしかなかった。


・襷持ちの初手ポケモン(特にキラフロル)

いのちがけを耐えられてステロとか毒びしを撒かれるとプランがガタガタになる。


・ヘイラッシャ

浮いてるポケモンがいないのでじわれで負ける。


・フェアリーテラスの高耐久ポケモン

ラオスが止められて負けたことが多々あった。


【改善点】

・構築に伸びしろがない

スカーフコノヨザル構築にありがちなことだが、やることが単調になる分構築の幅が広げにくい。わかりやすく言えばこの構築で2100には到達できないと思う。


バクフーンの選出率が低い

前期はイーユイ軸に対してほぼ選出できていたが、悪ラオスを鉢巻→襷にした、イーユイガッサの並びが減ったのが原因で選出率が半分程度になってしまった。選出段階でイーユイに炎技を撃たせにくくしていた面はあると思うが、次の構築ではちゃんと出せるようにしてあげたい。


【まとめ】

・あくびアカツキは圧倒的に強かったので、コノヨ展開以外の軸を模索すると良さそう。


・環境の多様化があまりに激しいので、特定のポケモンを単体ではなく並びで見る(イーユイを悪ラオス+バクフーンでみる等)様にするのが大事だと感じた。


・構築を変えすぎず、愚直に練度や理解度を上げ続けれるのは大事。

 

ポケモン=呪術廻戦


バクフーンは最高のポケモン


質問等何かあればTwitter(@AzumaTyphoon_GN)までよろしくお願いします。

Twitterリンク:https://twitter.com/azumatyphoon_GN
ここまで読んでいただきありがとうございました!今後とも、ご贔屓に。


【Special Thanks!!】

・あくびアカツキのアイデア元であるペリカンさん


・僕の前を走り続けてくれた生姜さん


・ランクマモチベを与えてくれたギィラさん

 

・一緒に2000を目指してくれたあすきさん、ぽんさん


・同じ相棒勢で、優しい言葉をかけてくれたwingさん


・僕に勇気付けられたと言ってくれたみんたかさん


・いつも動画をご贔屓にして頂いている視聴者の皆様

 

・この記事を読んでくれた貴方

 

【After Talk

バーンとレート2000を夢見たのはUSUMの時で、その時は最高レート1700くらいだった。

剣盾で初めてレート2000に到達できて、でもバーンに会うことはできなくて、バーンが来たら今度こそレート2000に乗るぞと意気込んでいた。

SVでバーンが帰ってきて、泣くほど喜んだ。

2000を目指して頑張っていたが、レギュDでは最高1991、2000チャレから連敗して悔しい思いをした。

今シーズンこそはと本気でポケモンに向かい合って、レート1900前後で止まり続けていたけど、バーンと勝ちたかったので執念で潜り続けて遂に目標に到達できた。

長い長い旅が終わり、殿堂入りを果たすことができた時と同じ気分だ。自分の人生における一つの大事なゴールを、確かに達成できた。

バーンとの冒険はまだ続くが、この気持ちを忘れないために、ここに勝利の記録を残しておこうと思う。

 

ギンは レポートに しっかり  かきのこした!